リフォームの見積は業者により何故バラバラなのか。リフォーム業者の選び方

家のリフォームを行う際に、幾つかの業者に見積もりをとる事があると思います。

その際に同じ工事内容なのに、業者により金額が大きく違う事がありませんでしたか?もしくはそのような事を聞いた事がありませんか?

実際に金額が1.5倍、多い時には2倍近くも金額が変わる場合があります。

知らなければ損をする、リフォーム業界の金額の違いについて説明します。

リフォームはどんな時に行う?

そもそもリフォームはどのような時に行うでしょうか。

  • 古くなった設備を新しくしたい
  • 使い勝手が悪いので新しくしたい
  • 生活スタイルが変わったので間取りを変えたい
  • 新しくキレイにして人に貸したい

このような動機でリフォームを考えるかと思います。

どうやってリフォーム業者を探す?

さて、リフォームを考えた時に、どうやってリフォーム業者を探すでしょうか。

  1. 知り合いの業者、もしくは知り合いの紹介の業者に頼む
  2. チラシや店頭の広告から頼む
  3. インターネットで業者を探して頼む
  4. ホームセンターや家電量販店で頼む
  5. メーカーのモデルルームへ行って頼む

知り合いの業者、もしくは知り合いの紹介の業者に頼む

一番信頼が出来るのがこの方法です。

どの程度の付き合いの業者かにもよりますが、知り合いであれば悪いようにはしないだろうという安心感があります。

また、気軽に作業内容や金額についても相談出来るというメリットもあるかと思います。

この方法で頼めれば一番良いかとは思うのですが、知り合いに業者がいない場合には他の方法で探さなくてはいけません。

チラシや店頭の広告から頼む

家に届いたチラシや、街で見かける広告から依頼する方法です。

チラシに載っているのはキャンペーンなどで通常よりも安くなっているというメリットがあります。

インターネットで業者を探して頼む

現在、一番多い業者選びがインターネットを使った方法です。

家にいながら色んな業者情報や値段の比較が出来るメリットがあります。

ホームセンターや家電量販店で頼む

最近ではホームセンターや家電量販店でのリフォームも増えてきています。

気軽に相談に行けるのがメリットかと思います。

メーカーのモデルルームへ行って頼む

水道メーカーであれば、例えばTOTOLIXILなどが独自のモデルルームを公開しています。

直接商品に触れられ、メーカーから直接説明も受けられるというメリットがあります。

リフォームの動機と業者の選び方とそれぞれの簡単なメリットを説明致しました。

次に本題の見積もり金額のバラつきについて説明致します。

頼んだ業者と施工する業者は一緒?

先ほど説明した方法のいずれかで業者を選んだとします。

そして話が進み、実際の工事が始まります。
さて、最初に話をした業者と実際に工事をする業者は同じ会社なのでしょうか?

ここに見積もり金額にバラツキが出るカラクリがあります。

建築業界は下請けの会社が施工するのが一般的

これはリフォームに限らず新築の戸建て・マンションや商業ビル、公共事業など建築業界全てに言える事なのですが、実際の施工を下請けや孫請けに流すというのは一般的に行われています。
(※下請けや孫請けに流す事自体が悪い事だとは言っていません。良い面もあるのですがここでは触れません)

実際の流れを簡単なイラストで説明します。

まず、Aという業者が様々な媒体で宣伝します。

その宣伝を見て、一般のお客様から受注を受けます

受注した現場を下請け業者B,Cに流します

業者B,Cはさらに下請けに流します(孫請け)

D,E,F,Gも更に下に流します(ひ孫請け)

建築業界の下請けについて説明させて頂きました。
※先ほども書きましたが、この下請け制度の良い悪いについて言いたい訳ではありません。色々な面があるので簡単に言い悪いは語れません。

ひ孫請けの請ける金額とお客様への最終的な見積もり金額は?

さて、下請け制度について説明したところで、実際の金額の説明をします。

分かりやすく100万円の工事があったとします。

この100万円の工事というのは「ひ孫請けの請ける金額です」。

上記のイラストHの会社が100万円の工事を請ける場合、その見積書を一つ上のDの会社に出します。

Dの会社は自社の利益(ここでは仮に15%とします)を乗せて、115万円の見積書を一つ上のBに出します。

Bも自社の利益(15%)を乗せて、132万円の見積書をAに出します。(端数は切り捨てました)

最終的にAは自社利益の15%と、宣伝広告費5%を乗せてお客様に見積書を提出します。

最終的にお客様に提示された金額は、158万円です。

100万円の工事規模なのにお客様は1.5倍を超える158万円になります。

さて、この場合Aは「ぼったくり業者」になってしまうのでしょうか?

売上に対する利益率で考えると15%にも満たない利益です。
一般的にはぼったくり業者とは言わないかと思います。

これが、元々の工事規模と最終金額が乖離する理由です。

ぼったくり業者ではないのに、工事規模=支払い金額にならない理由を説明しました。

リフォームの見積もり金額が業者によってバラバラな理由は?

さて、本題です。

リフォームの見積もりを複数の業者からとると、何故こんなに金額に差が出るのでしょうか。

数十年前はお客様の選択肢が少なかった

数十年前に、リフォームをしようと考えると知り合いに頼むか、大きく宣伝をしている先ほどのイラストでいうAのような業者に頼む以外に選択肢がありませんでした。ですので、あまり複数の会社と見積もりを比べるというのが難しかったように思います。

現在は、インターネットの力で業者を簡単に探せる

現在では、ホームページやSNSなどインターネットを介して様々な業者に簡単に問い合わせる事が出来ます。

かつてはAのような大きい業者にしか問い合わせが出来なったのに、B,Cの中堅企業やD~Kのような小さい会社まで簡単に連絡をする事が出来、見積もりをとる事ができます。

実際に見積もりをA~Kの業者に取ると金額はどうなる?

さて、インターネットなどを使って実際にA~Kに直接連絡を取り、先ほどの工事の見積もりをお願いしたらどうなるでしょうか?

  • A→見積もり金額158万円
  • B、C→見積もり金額132万円
  • D~G→見積もり金額115万円
  • H~K→見積もり金額100万円
これが、本題の結論です。同じ工事内容で、ぼったくり業者のように不当に利益を上げている訳でもないのに、これだけの差が出ました。

では小さい会社に頼んだ方がいいの?

金額だけの事を考えれば、確かに小さい会社に頼んだ方が安い可能性はあります。

しかし、小さい会社ならではのデメリットもあります。

  • 大手の会社のように受付専門のオペレーターがいないので、すぐに連絡が取れるとは限らない
  • 自社でモデルルームなどが無いので、実際の商品に触れられずカタログから商品を選ぶ事になる
  • 大手の上場企業などに比べれば倒産リスクは高い

リフォームは大きい買い物になりますので、単純な金額の比較だけでなく、上記のリスクを考慮した上で業者を選ぶ必要があります。

まとめ

リフォームの見積もりを複数の業者からとった場合に金額が大きく変わる理由を説明しました。

単純な金額だけでは比べられないですが、同じ工事内容であれば少しでも安く済ませたいという気持ちは当然あると思います。

作業内容や見積の金額だけではなく、信用出来る業者なのかどうか、業者自体も比較してお客様にとって良いリフォーム工事が行われる事を祈っております。

関連記事

水道管が老朽化していたり、漏水が起きたりした場合に水道業者に修理を依頼する事があるかと思います。 その際、業者さんから「引き直し工事」を勧められる場合があります。 それはどういう工事なのか?何故必要なのか?などの疑問にお答えしたいと思いま[…]