依頼内容
一戸建てにお住まいのお客様が水道局から漏水を指摘されたので、漏水調査と修理をお願いしたいとの事でした。
横浜市水道局が出している指定業者のリストから弊社と他に何社かに問い合わせをしたので、相見積もりをお願いしたいとの事でした。
作業内容
ご自宅に着き、挨拶をした後に漏水調査についての作業内容と費用の説明をまずはさせて頂きました。
- 器具を外したりする作業
- テストポンプなどの器具を使う作業
- 床や天井や壁を切って開口する作業
- 1時間を超える作業
このような作業が必要になる場合には、費用が発生します。
また、その費用がいくらになるのかは作業内容によるので、その都度、作業内容の説明を費用の見積もりを提示致しますので、まずは無料で行える範囲で漏水調査をさせて頂く事になりました。
屋外、屋内を一通り拝見したところ、洗面所の下からわずかに水が漏れている音が鳴っておりました。
幸いにもすぐ隣の部屋の台所に床下へ入れる点検口があったので、そこから洗面所の床下まで入って行くことが出来ました。
漏水箇所は洗面所の下の給湯管、管の素材は「銅管」でした。
この銅管というのは現在でも熱に強いので厨房などでは新規の配管でも使用したりします。一般住宅ではひと昔前は「給湯管と言えば銅管」というくらい、主流で使われていたのですが、現在新規の配管で使う事は少なくなってきています。
使う事が少なくなってきた理由の一つに「ピンホールが起きやすい」というのが挙げられます。
- 物がぶつかるなどの衝撃を受けた
- 凍結した
- 錆で腐食して穴が空いた
このような理由で漏水するのは分かるのですが、銅管の場合このような事が起きなくても稀に「ピンホール」といわれる、針で刺したような小さな穴が空き、漏水が起きます。
今回の現場がまさにこれが原因でした。
こちらのコラムで説明していますが、状況によっては「修理」ではなく「引き直し工事」を勧める場合もあります。
しかし今回の現場は、
- 床下に容易に入れて漏水箇所まで入っていける事
- 床下のスペースで修理作業が可能な事
- 家の築年数が22年とそこまで古くはない事
以上の理由により、お客様には特に「引き直し工事」を勧める事なく、修理でのお見積りを提示致しました。
お見積りを提示したところ、費用が想定の範囲内だった事と他の業者さんが来れるのが明日以降なので、他の業者さんの見積もりを待ってから、見積もりを比べ、業者さんに連絡し、日程調整を・・・とやってる間、ずっと漏れっぱなしというのも困るとの事で、このまま作業可能であればやって欲しいとの事でした。
費用
修理代として約2万円でした。